こんにちは!
今回は女性の薄毛についてお話します。
薄毛というと男性特有のものだと思いがちですが、男性に限らず女性でも薄毛にお悩みの方は多くいらっしゃるかと思います。
女性の薄毛も男性同様、様々な要因により生じています。
【女性の薄毛1】女性特有のものも!?女性が薄毛になる9つの原因
●男性・女性共通の原因
①ストレスによる頭皮の血行不良
ストレスを受けると全身に酸素や栄養を身体中に運び、二酸化炭素や老廃物を体外に排出する働きを持つ「毛細血管」が収縮してしまいます。
毛細血管が収縮する事により、栄養や酸素が身体中に行き渡らなくなるため、頭皮(毛乳頭)にも栄養や酸素が十分に与えられず、健康な髪が育たなくなり抜けてしまったり、薄くなってしまうのです。
また、ストレスは「Tリンパ球」という免疫細胞の一種が毛母細胞(発毛を促し毛を作る元になる細胞)を攻撃してしまい、薄毛が進んでしまいます。
②偏った食生活・③過度なダイエット
偏った食生活をしたり過度なダイエットをし、偏った栄養状態・もしくは栄養不足の状態ですと、上記の毛細血管が毛母細胞に運ぶ栄養も偏っている、もしくは不足している状態ですので、当然頭皮の状態が悪化し、抜け毛や薄毛のリスクが高まります。
④慢性的な睡眠不足
毛母細胞の働きが活発になるのは22時~4時と言われています。
この時間帯は人の成長に不可欠な「成長ホルモン」が最も多く分泌され、その働きにより毛母細胞も活発になります。
夜更かしをすると「成長ホルモン」の分泌量が減り、毛母細胞の働きも弱まります。結果、健やかな強い毛が生えなくなり、抜け毛が増えてしまいます。
⑤喫煙
タバコを吸うと、タバコに含まれるニコチンの影響で血管が収縮します。
「 偏った食生活・過度なダイエット 」の欄でもお話しました通り、全身の血行が悪くなると頭皮(毛母細胞)へ酸素や栄養も届きづらくなり、抜け毛に繋がってしまいます。
また、喫煙をすると血液中に悪玉コレステロールが増えます。
人間の身体は悪玉コレステロールに対抗し、タウリンという物質を余分に生成します。
タウリンを生成するために、発毛には欠かせない栄養素であるメチオニンという物質を消費してしまうため、これも抜け毛の原因となります。
●抜け毛・薄毛の女性特有の原因
⑥妊娠や産後の女性ホルモンの変化
妊娠中よりも産後の方が抜け毛が酷くなります。
妊娠を維持する働きをする「プロゲステロン」と呼ばれる女性ホルモンの増加により、毛周期が変化してしまう事が関係しています。
毛周期がの延びてしまう事により、妊娠中は毛の生え替わりが悪くなってしまいます。
更に、出産後はプロゲステロンの数字が大きく下がり、毛周期のサイクルが通常に戻り、一気に退行期に入るため、たくさん抜け落ちてしまいます。
⑦更年期障害による抜け毛
40代・50年代に入り更年期になると、女性はホルモンバランスが崩れ、様々な体調の変化が見られます。
めまい・肩こり・のぼせ・頭痛・そして抜け毛の増加です。
それらに大きく関係しているのが「エストロゲン」という女性ホルモンの減少です。
エストロゲンには毛髪や肌の成長を持続させる効果があり、そのエストロゲンの減少により抜け毛や肌の老化が起きてしまいます。
⑧牽引性脱毛症
ポニーテールなど、長期間髪の毛を引っ張るような髪型をしていると、頭皮自体も引っ張られ続け、毛根にもかなりの負担がかかり続けます。
それにより頭皮が血行不良となり栄養が行き渡らなくなり、頭皮・毛根にストレスがかかり続け、抜け毛や切れ毛となったり、髪の毛自体細くなってしまいます。
終わりに
ご自身に当てはまりそうなものはありましたでしょうか?
今回は【女性の薄毛1】として男性と共通している薄毛の原因5つ、女性特有の薄毛の原因3つをご紹介しました。
将来後悔しないためにも、特に生活習慣が関わる原因に関しては早目に対策をする事をおすすめします。
それでも心配な方は、専門の医療や薄毛専門の機関に相談してみるといいですね♩
更にもう一つの女性特有の原因として⑨FAGA(女性における男性型脱毛症)というものもあります。 そちらはコラム⑯【女性の薄毛2】としてご紹介しますね。
それでは今回はこれで失礼いたします。